神待ち

今を遡ること10年前くらい前の話だ。
僕が住んでいるのは、いわゆる地方都市。生活には不自由ない土地で、どこかのんびりとした空気が漂っていた。
僕の様に、すでに人生をあきらめかけていて、余計なかかずらいはごめんな人間にとっては過ごしやすいのだろうけど、若い子たちには地方特有の刺激のなさが物足りなさにつながるのだろう。町を出ていく若い子は多かった。
和美ちゃんもその一人だった。
僕は、彼女と神待ちサイトで知り合った。こんな町だけど、神待ちの子は確実にいる。
和美ちゃんは、ふわっとした髪型が印象的で、美人ではないのだけど、愛嬌のある子だった。
今はまだ、未成熟な子供っぽさが残るが、目鼻立ちはしっかりしているので、数年後には結構な美人になっているかもしれない。
セックスも濃厚だった。上手い下手ではなくて、一生懸命に僕を楽しませてくれようとしていたし、自分も楽しむ努力をしているように見えた。
夕方は、飲食店でバイトをしているという。そして、夜になると、神待ちをして僕のような男を捉まえているそうだ。
神待ち体験
お金を貯めて、高校を卒業したら、この町を出たいと彼女は言う。
和美ちゃんには、夢があるらしい。それは、この田舎町では叶わないものだそうだ。
ただ、何となくだけど、僕は、和美ちゃんの抱いている夢が叶う気がした。彼女との濃密なセックスはおそらく天性だけのものではない。様々な経験から、サービス精神に磨きをかけたものだと思う。その努力があれば、何だって成功する。
そして、現在。
僕は、朝のドラマに出ている和美ちゃんを目撃した。
そのドラマで注目された和美ちゃんは、今やスター街道を突っ走って、芸能界のトップを走っている。
彼女は成功したのだ。まさか、それが芸能界だとは当時は思わなかったが。
「私は、あの町に育ててもらったようなものです。いろんな人がまるで神様のように様々な形で育ててくれました」
この町で神待ちをしていた彼女にとって、僕は神の一人になれたのだろうか、と思った。
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